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誰かの「食べる喜び」を守れてこそ、歯科医師と言えると思っています
「食べること」とは、すなわち「噛むこと」です。そのため私は、歯科医師は誰かの「食べる喜び」を守るためにあると考えています。
私はその喜びのために、予防に力を入れて歯を守ったり、インプラントを使って噛む力の低下を防いだりしています。そしてこれからも、患者さまの喜びを陰ながら支えていければと思っています。
「誰かに役に立ちたい」という気持ちが、背中を押してくれました。
「人の役に立つ仕事がしたい」と思ったことが、歯科医師を目指すきっかけになりました。
実は、私の祖母は歯が悪く、そのせいでずいぶん苦労したようでした。それだけに、歯のことで悩まれている方の力になれたときは、祖母のためにもなっているような気がしてうれしいですね。
この場所で開業したのも、当時は歯科医院がこのあたりになかったからです。「歯医者がなくて困っている方も多いだろうな」と考え、この場所で開業しました。
インプラントは、口が持つ「噛む」という機能をうまく再現してくれます。
あるとき、総入れ歯の方から「うまくものが噛めなくて困っている」というご相談を受けました。そこで数本のインプラントを埋め込んで、それを支えに入れ歯を固定したら、歯が安定して噛む力が増したんです。
そのときに、やはり機能改善のための選択肢の一つとして、インプラントは欠かせないと思いました。
残った歯を傷つけないで済むことが、インプラントの何よりの利点だと思います。
例えば、ブリッジを入れるには両側の歯を削る必要があります。部分入れ歯も、金具を歯にかけて固定しなければいけません。しかしインプラントは他の歯に支えてもらう必要がありません。そのため、将来的に「自分の歯を残していきたい」と考えている方におすすめできる治療だと考えています。
白くて見栄えがいいうえ、割れづらい素材だから、ジルコニアをおすすめしています。
ジルコニアは、硬さがちょうど良く、割れるなどしづらい点が魅力です。見た目も白くてきれいですし、機能性と見た目の良さを兼ね備えた、良い素材だと思います。
「続ける」って当たり前のようでいて、大変なことだと思うんです。
これからも、今までしてきたことを続けていきたいと思っています。それって当たり前のようでいて、実は難しいことではないでしょうか。それこそ、元気なうちはがんばりたいと思います。